• 不動産活用のこと
  • 2021.10.06
    • 担当:東
  • 住宅も「サブスク」する時代。近年注目の集まるサブスク住宅とは

     

    ここ数年、サブスクリプションサービス(以下、サブスク)が急速に普及しています。

     

    サブスクとは定額料金を支払うことでサービスが使い放題になる仕組みのことで、定額制動画配信サービスや定額制音楽配信サービスなどが有名です。

     

    住宅は『所有』することが一般的ですが、住宅をサブスク型にすることにより、『必要な時にそのときの状況に見合った住宅を利用する』という暮らし方ができるようになります。

     

    この記事では不動産のプロであるよろずや不動産が住宅におけるサブスクサービスについて分かりやすく解説します。

     

    サブスク住宅の特徴

    引越しを検討する場合、『不動産を購入するか?』もしくは『賃貸で部屋を借りるか?』のどちらかを選ぶことが一般的です。

     

    『購入派』か『賃貸派』かについては、ライフスタイルや子どもの有無などにより、それぞれ意見が異なるでしょう。

     

    そんな中、近年は第三の選択肢として『サブスク住宅』が普及し始めてきています。

     

    サブスク住宅の仕組みは運営会社やそれぞれの地域によりさまざまですが、通常の賃貸契約とは異なり、数週間〜数ヶ月程度のような短期での利用を前提とした契約プランであることが一般的です。

     

    料金については、利用頻度や設備内容などの違いはありますが、月々数千円〜数万円程で利用できるサービスもあります。

     

    賃貸契約のような敷金や礼金も不要であり、ガス、水道、光熱費の他、インターネット回線などもサービス料金に含まれているものが多いです。

     

    運営会社によっては備え付けの家具や家電の品質にこだわりを持って揃えている住宅もあり、定住ではなくても快適な暮らしが実現できるような工夫がされています。

     

    また短期賃貸マンション(マンスリーマンションやウィークリーマンションなど)と比べても予約やチェックインの手続きが簡略化されているため、より気軽に利用できるという点もサブスク住宅の大きなメリットでしょう。

     

    サブスク住宅の未来とは

    サブスク住宅はまだ「一般的」と言えるような住宅の形ではありませんが、住宅の種類も住めるエリアも少しずつ増えていっています。

     

    中には日本国内だけではなく海外の住宅も利用できるようなサービスも存在します。

     

    シェアハウスのような共同生活が前提の住まいも多いため、家族連れや住民とのコミュニケーションを避けたい人にはやや抵抗があるかもしれませんが、今後はより幅広い利用者をターゲットにしたサービスも増えていくでしょう。

     

    現時点では歴史の浅いサービスであり、長期休暇の取得が難しい日本では海外と比べるとやや浸透が遅れているとも言えますが、社宅やサテライトオフィスとしては活用用途が増えてきていますし、リモートワークを充実させたいノマドワーカーなどにとっても魅力的なサービスとして注目を集めています。

     

    地域全体の活性化を目指して積極的に取り入れるような自治体も増えてくると予想されているのがサブスク住宅です。

     

    サブスク住宅を経営者視点で考えてみよう

     

    サブスク住宅の普及により、これまで入居付けに苦労をしていた田舎や地方の築古物件などにも大きなチャンスが訪れるでしょう。状況次第ではシェアオフィスやコワーキングスペースのような新しい利用方法にも期待できます。

     

    一方で、これまで需要のなかった住宅が競合なライバル物件となるため、入居者の獲得に苦戦するケースも予想されます。

     

    不動産経営者側の立場としては、チャンスでもある反面、状況次第では第三の勢力として大きな脅威になる可能性もあります。

     

    よろずや不動産は確かな専門知識で時代にあった最適な運用プランをご提案します。不動産の運用でお困りの方は、電話やメール、LINEにて相談を受け付け中です。お気軽によろずや不動産までご相談ください。